【希少】聖徳太子堂レポ!福島県福島市の土湯温泉と聖徳太子の意外な繋がりと像をご紹介

福島県福島市の土湯温泉街にある聖徳太子堂へ遊学旅行をしてきました!
実は土湯温泉は、聖徳太子と深い繋がりがある場所なんです!
このページでは、そんな土湯温泉の人気観光名所の「聖徳太子堂」を遊学旅行VIEWでご紹介します♡
このブログの内容は
【秘話】土湯聖徳太子と土湯温泉の深い関係
1400年以上の歴史をもつ福島県の土湯温泉には、ある開湯伝説があり…それが「聖徳太子説」なんです!
聖徳太子は、1958年〜1984まで1万円札紙幣の表面を飾った人で、飛鳥時代の皇族・政治家です。推古天皇のもと、蘇我馬子と一緒に政治を行い、遣隋使を派遣するなど、進んだ中国文化や制度を学び、日本でも冠位十二階や十七条憲法[/ruby]を定めるなどして天皇を中心とした国家体制の確立した人です!
ASAMI
そんな聖徳太子は、604年に仏教の普及を願って、全国60程の場所に自分の御尊像を持たせた側近を派遣しました。その中の1人に秦野河勝という人がいて、彼は東国に派遣されました。
でも秦野河勝は旅の途中に半身痺れの病気になってしまいます。そんな時、聖徳太子の御本尊が夢枕にあらわれて「岩代国(現在の福島市南西部)の突き湯に霊湯がある!そこで湯治せよ〜!」と土湯温泉の在り処を告げたんだそうです。
そして秦野河勝はこの土湯の地で温泉を掘って入浴し、病気を治したという開湯伝説が伝わっているんです。
聖徳太子堂レポ!土湯温泉には全国でも珍しい聖徳太子の像があった
さっきの開湯伝説は続きがあって、完治した秦野河勝は、土湯から旅立とうとした時に、また夢枕に聖徳太子の御尊像が現れたそうです。そして「我はこの地に留まりて諸人の病脳苦難を救わん」と告げ、聖徳太子の御本尊をお祀りしたんだそうです。
その聖徳太子の御尊像が祀られているのが、今回遊学旅行をしてきた聖徳太子堂です!
50段くらいの石段を上がると、想像よりもこじんまりとした(笑)聖徳太子堂が見えます!
この建物は江戸時代末期の享保11年(1726)に再建されたもので、安産・育児・学問・そして諸職の守護神として敬われています!
この中に、現在は福島市の指定民族文化財とされている聖徳太子の御尊像が祀られているのですが、残念ながらその像とご対面できるのは、何十年かに1度しかないんだとか…
他にも、江戸時代以前から日本全国で一般庶民に広く信仰されたおんば様も本堂の中に祀られています!赤い布で見えませんが、昔の出産スタイルの片膝を立てて座っていて、おんば様は安産にあると信仰されています!
ビビリな私は、静かな感じの太子堂がちょっぴり怖かったよ〜!
ASAMI
16歳の木造聖徳太子立像
引用元:土湯温泉公式ページより
そしてこれが、噂の16歳の木製の聖徳太子立位像です♡
高さは142cmあり、目には水晶玉がはめ込まれています。そして、この人形の髪の毛は人毛なんです!
この植髪裸形の聖徳太子像はとても稀で、全国的にも5箇所のお寺でしか確認されていないんですって〜!
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聖徳太子堂への行き方・住所・営業時間
正式名称 | 聖徳太子堂 |
住所 | 〒960-2157 福島県福島市土湯温泉町 |
電話番号 | なし |
営業時間 | 24時間 |
休日 | なし |
駐車場 | なし 土湯温泉協会前に無料駐車場10台あり |
公式ページ | なし |
最後に
太子堂は他にも日本各地にあり、兵庫県の鶴林寺、富山県の井波別院 瑞泉寺、東京都の円泉寺、大阪府の大聖勝軍寺 などが有名ですが、福島県は珍しい6歳の木製の聖徳太子立位像が祀られているがポイントです^ ^
是非土湯温泉や福島観光の際には、歴史や文化を感じながら寄ってみてください!