秋保温泉「佐勘」は伊達政宗観光に仙台へ来たら絶対泊まって欲しいおすすめ宿!その理由

仙台市を築いた伊達政宗への愛が日に日に増しています、トラベルライターのASAMIです。
今回ご紹介するのは、宮城県仙台市の秋保温泉にある老舗旅館「佐勘」です!ここは初代仙台藩主の伊達政宗をはじめ、歴代の仙台藩主が秋保へ訪れた際には、必ず立ち寄った場所なんだそうです。
先日一泊してきたのですが、佐勘の館内には、色々と伊達家との所縁を感じる展示品があり、解説を聞きながら感動すら覚えたほどです。
ここでは、そんな「伊達政宗」と「佐勘」の繋がりや、館内の観光ポイントをご紹介します♡
このブログの内容は
「伊達政宗」と「佐勘」の関係
仙台藩主である伊達家と秋保温泉の佐勘とは、古くから繋がりがあります。それは、遡ること江戸初期!佐勘の祖先である佐藤家は、仙台が誕生した江戸時代初期から秋保温泉の「湯守役」に代々任命されていました。
湯守役とは、温泉を管理して、温泉に入りに来たお客さんから入湯料を徴収して、その収益の一部を藩に納めることを勤めてとする役割のことです!
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他にも仙台藩の林の管理をする「山守役」や鮎取り等を請け負う「川守役」も任命されていたという、仙台藩と関わりを示す書状などの史料が多く残っています!
他にも、仙台の初代藩主である伊達政宗をはじめとする歴代の藩主が鷹狩りや川狩りなどで秋保へ出向くと、佐藤家(佐勘)に立ち寄って、疲れた身体を佐勘の湯で癒していたそうです。
佐勘は佐藤勘三郎の略というか当主の名前から取ったんですね!ちなみに、歌舞伎と一緒で、佐勘の当主は1代目佐藤勘三郎、2代目佐藤勘三郎…と名前を受け継いでいくそうです。ちなみに現在は34代目だったかな?
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鎧下衣と白絹旗「白地赤日の丸旗」|大坂夏の陣の功績
こちらは佐勘の中に展示されているもので、江戸時代前期のもの!なんと、佐藤家の祖先である当時の佐藤勘三郎が、大坂夏の陣に出兵下際に、その功績を称えられて、伊達政宗公から拝領した衣と旗なんだそうです!
左側の写真の鎧下衣は、その名の通り、鎧の下(甲冑の中)に着ていた衣なんですが、良く見るとシミが!これはなんと「血痕」なんだそうです!!!そしてまた良く見ると少し破れ跡が!これはなんと「刀傷の跡」なんだそうです!!!
右側の写真の「白地赤日の丸旗」と呼ばれる旗はなんかどこかで見たことありますうよね?そう、日本の国旗「日の丸」!この旗、日本の国旗の原型とも言われているんだそうです!
佐藤勘三郎が着ていた甲冑
こちらも当時の佐藤勘三郎さんが着用していた甲冑だそうです!詳細の解説文などはなかったのですが、本物だそうです!
伊達家と「佐勘」展
佐勘の館内には、そんな伊達政宗との関わりを示す、佐藤家に代々伝わってきた歴史的な貴重な史料が色々と展示されています!
ゆっくりと自分のペースで勝手に観ることができるのですが、もっと詳しく知りたい!という方には、毎日開催してくれている「館内歴史ツアー」が断然おすすめです。
私が行った時は「鈴木さん」という男性が解説してくれました。
伊達政宗にとても詳しい人で、佐勘と伊達家の繋がりの他、伊達政宗の死因や豆知識的な情報をたくさん知っていて、面白い歴史の授業を聞いているようでした♡
あのスターウォーズのダースベーダーは、伊達政宗の甲冑からインスピレーションを受けてできたんだとか!そして政宗の三日月はライトセーバーにインスピレーションを与えたんだそうです!ハイウッドですよ(笑)凄いですよね!
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伊達政宗の他にも、天皇との深い由縁の話も興味深かった〜。
ツアーは40分程で終わったのですが、その後も行きたい人は珈琲(有料)を飲みながら話しましょうと移動していました。
一緒に行けば伊達政宗が作った料理の献立?の本物を見せてくれると言っていました!が、夜の珈琲は眠れなくなるので断念でした。
ASAMI
秋保温泉の歴史を深く知って、私は益々仙台という場所が好きになりました。
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家宝徳川家康公金国配藩城主禄高地図
こちらも大迫力!ロビーの壁に大きく飾ってある佐勘の家宝「徳川家康公金国配藩城主禄高地図」です。
当時の日本各地の禄高が一覧でわかる絵図みたいです…が勉強不足でよくわからなかった〜!
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まとめ
いかがでしたか?
伝承千年の宿「佐勘」は天皇とも仙台を築いた伊達家とも深い所縁をもつ、歴史ある素敵なお宿だということが少しでも伝わると嬉しいです♡
是非、仙台観光で色々と伊達の歴史を辿った後に泊まって欲しいな〜と思う秋保温泉「佐勘」でした♡