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120%満喫できる大内宿の楽しみ方!江戸時代へタイムスリップして食べ歩きの会津観光

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WEBデザイナー×トラベルライター×秘書 大切なことは全て遊びながら学ぶ!人生楽しんだもん勝ち家族の取り組みを発信している、人の目を気にするくせに縛られるのが苦手な寂しがり屋の自由人ASAMIです。
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福島県の南会津にある人気観光地、大内宿おおうちじゅくへ遊学旅行をしてきました!茅葺かやぶき民家が軒を連ね、まさにそこは江戸時代!

年間120万人もの人が訪れる大内宿で、旅人気分が味わえる遊学旅行的楽しみ方をご紹介します♡

大内宿おおうちじゅくとは?

山の中に時代劇のワンシーンかのごとく広がる大内宿おおうちじゅくは、会津城下と下野の国しもつけのくに(現在の栃木県日光市今市)を結ぶ全長130kmの下野街道しもつけかいどうの中で、会津城下から3番目の宿駅として1640年ごろに整備されました。

江戸時代には宿舎や問屋が軒を連ね、数多くの旅人たちがこの宿場で旅の疲れを癒して行ったそうです♡

明治18(1885)年に国道ができると、大内宿を通る下野街道しもつけかいどうを通る人が激減し、すっかり近代化から取り残され、賑わいが消えてしまったそうです。でも、取り残されたお陰で、昔ながらの景観が残り、昭和56年に国の重要伝統建造物群保存地区となりました。

現在は年間120万人が訪れる人気観光スポットとなり、今は殆どの家でお土産店や蕎麦屋などの飲食店といった観光産業へと切り替わっています。

大内宿までの街道「下野街道しもつけかいどう

大内宿のあるこの下野街道しもつけかいどうは、会津藩主の参勤交代や廻米かいまい、当時会津藩と友好関係にあった米沢藩・新発田藩などに頻繁に利用されていたそうです。

参勤交代は、1635年に3代将軍徳川家光のときに武家諸法度ぶけしょはっとに追加された、大名の財政を圧迫し,幕府にはむかう力をつけさせないために江戸幕府が諸大名を江戸と国元とに一定期間ずつ交代で居住させた制度です!また、廻米かいまいとは江戸時代に諸国から集めた米を、江戸や大坂へ輸送することです!

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他にも下野街道しもつけかいどうは、大内宿ができる前ですが、天正18年(1590年)に起こった豊臣秀吉の天下統一のための小田原征伐おだわらせいばつでは、奥州の伊達政宗だてまさむねがこの街道を通って小田原に向かっていたり、その後秀吉によって行われた奥州仕置おうしゅうしおき(天下一統の最終仕上げ!豊臣勢による奥州侵攻作戦)の際も、街道が利用された記録が残っているそうです。

他にも、あの吉田松陰も1852年に東北地方見聞旅行の帰途の際に、この街道を通ったそうです!

ちなみに下野街道しもつけかいどうには大内宿の他にもたくさん宿舎があり、鶴ヶ城(若松城)を出発してから、当時は ①福永宿 – ②関山宿  – 大内宿 – ④倉谷宿 –  ⑤楢原宿 – ⑥田島宿 – ⑦川島宿 – ⑧糸沢宿 – ⑨横川宿 – ⑩中三依宿 – ⑪五十里宿 – ⑫高原新田宿 – ⑬藤原宿 – ⑭大原宿 – ⑮高徳宿 – ⑯大桑宿 – ⑰今市宿と、実に17の宿場町があったんですね。

大内宿へ来るのに鶴ヶ城の前を通って来ましたが、車でもかなりの距離がありました。そして何より山道が険しかった!!!ここを重い荷物を持って歩いて移動していたと思うと…本当、昔の人の体力の凄さを感じます。私の身体の中にも、そんな力が眠っているのか…(笑)

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大内宿おおうちじゅく戊辰戦争ぼしんせんそう

会津と言えば、戊辰戦争ぼしんせんそうをイメージしてしまうのは、私だけではないはず!

この大内宿も戊辰戦争の舞台となり、宿場は戦禍を逃れたものの、周辺は激しい戦場だったそうです。その影響で大内宿の本陣に関する記録や図面等は未だに発見されていないんだとか。

大内宿に行く途中、大内ダムの近くに「戦死二十四人墓」や大内宿の上にある正法寺には会津藩士砲兵隊頭取だった「笹沼金吾」の墓石もありました。

120%満喫できる大内宿の楽しみ方!大内宿を観光!

大内宿に来てまず驚いたのは、街並みの景観もさることながら、全て住居も兼ねていて実際に住民の方々が暮らしているということ!

完全な観光地かと思いきや、住民の皆さんが生活しながら、景観の保存と伝統的な屋根葺きの技術習得、継承に全員で取り組んでいるからこその、大内宿なんだそうです。

楽しみ方1|大内宿本陣跡!「大内宿町並み展示館」で昔の生活道具を見学

入館料として250円かかるのですが、大内宿へ行ったなら絶対に見学して欲しいのが、大内宿本陣跡にある「大内宿町並み展示館」です。

ここは参勤交代の際に歴代会津藩主の休憩所となっていた本陣を復元した場所!中に入ると、囲炉裏で火が焚かれていて、実際にそこに座ることもできました。

囲炉裏から上がる煙は茅葺き屋根にとってはとても重要で、煙でいぶされることで、茅の乾燥を防いだり、防虫効果を高めたりしているそうです。

他にも、実際に殿様が休憩していた上段の間や風呂、トイレが再現されていたり!

実際に大内宿で使われていた生活道具や道具約1,300点など、当時の様子が垣間見られる展示が色々とありました。

楽しみ方2|郷土グルメの食べ歩きや民芸品ショッピング

大内宿観光で多くの人が楽しみにしているのが、南会津の郷土料理が味わえる食べ歩きです!

私は大内宿の名物と言われているおやつ「しんごろう」を食べました!

うるち米を握りながら串に刺し、エゴマに味噌や砂糖、醤油などを合わせたタレを塗って炭火で焼いているそうで、香ばしくて美味しかったです♡

そして、ネギを箸代わりにそばを食べるネギそばも食べました!

長ネギで救いつつ、薬味として少しずつかじりながら食べるのが通の食べ方と聞いた私は…

かぶりつきました♡ネギの下の方は甘くて美味しかったのですが、無類のネギ好きな私でも、途中から辛くなってきてダメでした(笑)

ネギ1本で食べるネギそばは、昔から会津地方に伝わる風習で、婚礼などのおめでたい席で、子孫(子供)繁栄を願い、「白髪(ネギ)になるまで一緒にいようね♡」的な意味もあって、ネギ1本で食べたんだそうです!

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他にも民芸品や郷土の味のお土産などが色々並んでいて、私はお椀を購入しちゃいました♡

楽しみ方3|大内宿を一望

大内宿のいちばん奥にあるのが「浅沼食堂」までが大内宿の敷地なんだそうですが、その突きあたりの湯殿山ゆどの山のふもとには見晴らし台があって、大内宿を一望することができました!

観光案内やパンフレットでおなじみの光景が広がっていましたよ!みんなココから撮影されているんですね!

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でも、ここにたどり着くには、結構な傾斜の階段が!

登るときは、靴などがいいと思います!迂回路もあるそうなので、探してみてください(笑)

登った先には子安観音堂がありお参りできました。

楽しみ方4|大内塾の水路

大内宿の道の両脇には水路があって、綺麗な水が流れているのですが、この水は山からの自然水なんだそうです。

どの家の前にも下の写真のように一段下がっている部分がありました!今でも生活用水路として住民の方々が野菜を洗ったり冷やしたりするのに使っているんだそうです!

私も実際に触ってみたのですが、雪解け水だそうで、夏でも冷たい!凄い気持ちよかったです♡そして何より、水路のせせらぎ音が聞いているだけで心地よく、凄い癒されました。

楽しみ方5|大内塾の住民の人の話をきく

大内宿の住民の方達は、皆さんとても親切でした。その中でも、私が虜になったのが、こちらのおばあちゃん♡

通るお客さんみんなに笑顔で挨拶をしてくれて、気さくに話もしてくれて、話をするだけして何も買わない私に「楽しんでいってね〜」と最後に声をかけてくれ。

こんなおばあちゃんになりたいな〜と、おばあちゃんの笑顔を思い出すだけで、今でも心がほっこりする、素敵な出会いでした。

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ちなみに上の写真に載っている動物達は、お婆ちゃんの旦那さんが獲って剥製はくせいにしたものなんだそうです!

「タヌキの毛皮は男が、テンの毛皮は私が巻いてたんだよ〜」と教えてくれました♡

昔はこのあたりで野ウサギが良くいたそうで、ウサギのお肉も結構食べたんだとか!最近ではほとんど見なくなってしまったそうですが「ウサギのお肉は美味しいんだよ〜」と教えてくれました♡

大内宿へのアクセス

正式名称 大内宿
住所 〒969-5207 福島県南会津郡下郷町大内山本
電話番号 0241-68-2657
営業時間 9:00〜17:00
休日 各施設により異なり、イベントの翌日や日曜・祝日の翌日はお休みのお店が多いようです
駐車場 普通車300円、中型車500円
公式サイト http://ouchi-juku.com/

大内宿周辺の観光|塔のへつり

大内宿の周辺で別の観光地を探している方は「塔のへつり」がオススメです♡大内宿から車で20分弱で着きました!

最後に

いかがでしたか?

年間120万人もの人が訪れる大内宿ですが、私が行ったのは平日だったので、人も少なく、江戸時代にタイムスリップした気分でのんびりと住民の方達との会話を楽しみ、景観を楽しみ、食を楽しみ、買い物を楽しむことができました!

歴史を感じる最高の遊学旅行でした♡

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