和歌山県の熊野那智大社を観光!絶対知っておきたい豆知識と旅行レポ

和歌山県の那智勝浦町にある「那智大社」へ、子連れで行ってきました!
この「那智大社」は前回記事に書いた那智の滝と一緒で、紀伊山地の霊場と参詣道の一部として世界遺産にも登録されている名所です!
和歌山県の観光スポットを探している人、世界遺産好きな人、那智の滝の見所や楽しみ方を探している人の参考になるよう、世界遺産「那智の滝」の遊学旅行的楽しみ方と見所をまとめてみました^ ^
那智大社とは?
まずは、那智大社についてシッカリ予習してから行きましょう!
那智大社は正式には熊野那智大社といい、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町にある神社です。
那智大社は世界遺産|紀伊山地の霊場と参詣道
世界遺産である那智大社ですが、登録は「紀伊山地の霊場と参詣道」として、文化遺産とされています!
っというのも紀伊山脈は、那智大社のある和歌山県、そして三重県、奈良県にまたがっていて、大昔の神話の時代から神々が鎮まる特別な地域と考えられていました。
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」とは、紀伊山地にまたがる3つの霊場(吉野・大峰、熊野三山、高野山)と、その霊場に行くために通った参詣道(熊野参詣道、大峯奥駈道、高野山町石道)のことで、この地域に対する大昔からの日本人の営みや深い信仰、そしてそれによって形成されたさまざまな文化が認められ「世界文化遺産」と登録されたそうです。
霊場の1つ熊野三山に那智大社が含まれている!
っということで、紀伊山地にまたがる3つの霊場の1つが熊野三山で、熊野三山とは「熊野那智大社」と「熊野本宮大社」「熊野速玉大社」の3つを総称です。
ちなみに全国各地に熊野神社がある(なんと約4,000社)そうで、熊野三山はその御本社です!
仁徳天皇が設けた熊野那智大社
そんな熊野那智大社は、那智の滝をご神体としています。しかも那智の滝をご神体と祀り始めたのは西暦紀元前662年!ぬぁんと、日本の初代天皇である神武天皇(正確には天皇になる前…つまり神の時!)と言われています。
神武天皇が初代天皇として即位したのは、それから2年後の西暦紀元前660年2月11日と言われています!
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その後、第16代天皇である仁徳天皇が、317年に山の中腹にあらためて社殿を設けたのが、熊野那智大社の始まりと言われています。
現在は那智の滝は熊野那智大社の別宮、飛瀧神社の御神体として祀られています。
那智大社のご利益
那智大社のご祭神(祀られている神)は「熊野夫須美大神」で、あらゆる命を生み出す霊妙な力をお持ちになった大神様だそうです!この神の恵みによって、人の縁はもちろん、さまざまな願いを結ぶ宮として崇められいます。
他にも八咫烏の縁起によりお導きの神として交通・海上の安全の守護を祈り、さらに御神木の梛の木は無事息災をあらわすものとして崇められています。熊野の自然と共に神々の恵み深い御神徳のある神社であります。
熊野那智大社へ実際に行ってみた感想!
っということで、前置きが長くなってしまいましたが、熊野那智大社へ実際に行って来ました^ ^
なぜか参拝道の手前の店で杖を多く貸していました。年配の方は素直に借りていましたが、30代の私は逆に荷物になるかも〜と借りませんでした。
が、しかし!脚力に自信のない人は是非、転ばぬ先の杖をゲットしてください(笑)私は後悔しました。
那智大社は階段、階段、階段
参道入口より、いざスタート!
どこまでも石段が続きます(笑)その数、473段!
クニャクニャと曲がりながらの階段でしたが、道の両側にはお土産屋が並び、途中にはトイレや郵便局もありました。
今思えば、記念切手でも見てくれば良かったと後悔。ここでしか買えない切ってとか売ってそうですよね!
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法皇・上皇様の御宿泊所「実方院」跡
皆が息を切らしながら歩いていると、こんな建物が!
なんて言ったって、あの後白河法皇は三十四回!後鳥羽上皇は二十九回も参拝に来た記録があるそうですからね。
まだまだ続く那智大社参拝への道
また少し進むと、ようやく見えてきました!
っと思ったら、まだ二の鳥居!
まだまだ続きます(笑)
とは言え、今でこそ事故や怪我のないように石段が整備されていますが、昔は足場は今とは比べ物にならないほど不安定だったはず。
石段がいつからあるのかはわかりませんが、こうして参拝までの安全な道のりで行けることに心から感謝です。
そんな思いにふけっているうちに、手水社発見!
心身を清めつつ、また少し登ると・・・
おっ、あれは!!!
ようやく一の鳥居が見えてきました!!
息子も、頑張って登りきりましたよ〜!
感動!絶景の那智大社
最後の鳥居をくぐると、こちらも最後の手水社が。
参拝の前に、しっかりと手水社で体と心を清めました。
そして、立派な本殿がありました~!
参拝後、少し一休みしようとベンチに腰を掛けたら・・・
絶景が広がっていました~!!!写真では全く伝わらないのが悲しい、この感動!
太平洋も見えるとのことですが、この日は見ることができまんでした。
絶対やりたい!樟霊社 胎内くぐり
そして境内の一角に「樟霊社 胎内くぐり」というモノがありました。
ぬぁんと、樹齢800年!
鎌倉時代ですね!いや〜、すごい太さです!!ちなみに、あの平安時代末期の武将である平清盛の嫡男平重盛の手植えと言われる樟だそうです!
絶対くぐりたい!!!っと思い、息子と挑戦してみました。
この裏に願いを書いて・・・いざ、あの穴をくぐります!
中は通り抜けができるようになってるのですが、狭い!息子はビビッて泣いてしまい、抱っこしたまま木の中の階段を登るのが、結構大変でした。
世界遺産!青岸渡寺も一緒にみられる
「那智大社」のすぐ隣にあったのが青岸渡寺!下調べもせず行った私は、那智大社のオマケ的に思っていたのですが…そんなこと言ったらバチが当たりますね(^^;;
世界遺産であり、あの太閤・秀吉も愛したと言われる寺院、青岸渡寺で、ぬぁんと、この青岸渡寺は、天正18年(1590)に豊臣秀吉によって再建されたんですって!
桃山時代の建築をとどめいる紀南で一番古い国指定の重要文化財建造物だったと帰ってから知り、もっと良く見てくれば良かった〜と後悔でした。
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そして、この辺りから「那智の滝」も望めましたよ!
番外編|473段は登らなくても辿り着ける!
足の不自由な方や小さなお子様連れの方、時間のない方に朗報です!実は階段を登らなくても、那智大社に参拝できる方法があります。
それは「車で近くまで行っちゃう」方法です。
那智大社が運営する駐車場が、那智大社の境内付近にあります!駐車台数は30台と多くないですし、神社防災道路通行料として800円かかる(駐車料金はかからない)のですが、473段を避けるにはこれしかありません( ̄ー ̄)
まとめ
いかがでしたか?
実はこの那智大社から1分くらいの所に、もう1つの世界遺産である「青岸渡寺」があったり、その場から、更にもう1つの世界遺産であう「那智の滝」が見え、更に興奮でした。
自然の美しさや雄大さと共に日本の歴史や文化、信仰の深さを感じることができた熊野那智大社。車も電車もない時代に、多くの人が足を運んだのには理由がココにはありました。是非、和歌山県に行った際は、一度は行ってみてください♡