HSPという生き方|敏感すぎて困っている人へ

HSPという言葉に出会ったのは、今から2年前。この言葉に出会って本を読んだ瞬間に、私は涙が止まらなくなりました。
「あぁ、私を理解してくれるものがここにあった」
「私が弱くて、悪いわけじゃなかったんだ」
今日は遊学旅行を仕事にしようと思ったきっかけであり、長年悩んできた自分の性格を受け入れ始めるきっかけとなったHSPについてまとめてみました。HSPという気質について知るきっかけや理解を深めるきっかけになったら嬉しいなと思います^ ^
HSPとは
HSPという言葉が日本で広まってきたのは、本当に最近で2015年頃!
「敏感すぎて困っている自分の対処法」という本が出版され、敏感すぎて困っている人たちの間で反響を呼び、HSPの存在が広く知られるようになりました。
HSPとはHighly Sensitive Personの略で、日本語に直訳すると「とても敏感な人」という意味です。刺激に過剰に反応してしまう「敏感すぎる気質」をもつ人のことを言います。
気質とは、刺激などに反応する生まれながらに持っている行動特性のこと!ちなみに性格は、育ちながらつくられていく考え方や行動のクセのことです!
ASAMI
HSPは決して病気ではなく、程度は違えど(極端に敏感だったり、かなり敏感だったり、適度に敏感だったり)5人に1人はいると言われています。
あなたもHSPかも?まずは知ることから始める「診断チェック」
HSPの人は、相手のことや周囲のことばかり考えて色々なことに敏感になり、神経が休みなく過剰に働いていていると言われています。しかも発散することができないから、疲れが溜まってしまうという悪循環(~_~;)
HSPの存在を知る前までは、とにかく自分を責めて「私が弱いからだ」「マイナス思考だからだ」「神経質だからだ」と思っていたのが、HSPだからだとわかってからは、それだけでも凄く心が軽くなりました。
是非チェックしてみてください^ ^
HSP診断チェ〜ック!あなたは何個当てはなまる?
- 人混みに人酔いしてしまう
- 人混みに凄く疲れを感じてしまう
- 強い光に目眩や気持ち悪さ、違和感を感じてしまう
- 衣類の素材やタグや締め付けに敏感
- 人に触れれることに敏感
- びっくりしやすい
- 人工的な香料に敏感で酔ったり気持ち悪くなったりしてしまう
- カフェインに弱く眠れなくなってしまう
- 人が注意されていると自分までドキドキしてしまう
- 見られていると思うように力を発揮できない
- 感情や感覚、イメージや直感などを色々感じていてもそれを上手く言葉にできない
- 身の回りの微妙な空気の変化が読める
- やることが沢山あるのに時間に余裕がないと慌てる
- 一度にたくさんのことを要求されるとイライラしてしまう
- 空腹になると思考や気分が乱れる
- 嫌だと言えない、断れない
- 周囲の人の気分や感情に左右される
- いつも「悪いのは自分だ」と考えてしまう
- 物事を白黒はっきりさせたがる
- ペースを乱されると力が発揮できない
- なぜか気がつく(笑)
- なぜか気が利く(笑)
私はこれら全て当てはまった生きにくさで、この診断をした時に「こんなに私を理解してくれる存在があったのか」と凄く感動しました。
もし半分以上当てはまるという方は、まずは著書などを購入して勉強してみて欲しいなと思います。
HSPオススメ本
「決してアナタは弱い人間じゃない。自分を責めないで。」本に書いてあったこの言葉に、私は涙が溢れました。
気質はなかなか変えられませんが、まずは知ること!そして心構えをつくって、対処法を身につけることがHSPの人が生きやすい人生を手に入れるために大切なことなんだと学び、実践している日々です。
HSPの心得
HSPは生まれ持った気質。なので上手に付き合っていくことが大切だと思っています。
まずHSPについて知り、自分がHSPだと認めて受け入れたら、次はHSPを悪化させていた原因から距離を取ることが大切です!
その上で大切な3つの心得をご紹介します!
頑張りすぎない
私は仕事をしている時に起こりがちで「とにかく周囲の期待に答えなきゃ!」「相手の迷惑にならないようにしなきゃ!」「相手に不快を与えないようにしなきゃ!」という思考に陥りがちです。他人基準で物事を考えがちな私の「頑張らなきゃ」は、疲れを感じている時なんですよね。
これは自分を守る機能が働いている証拠なんだそうです。
私の場合はこれを放っておくと些細なきっかけで爆発し無気力というか戦闘力0…いや、マイナスに陥ってしまうので、気づいた時には日光を浴びたり、自然の中にいったり、体を動かしたりと、意識的&強制的に気分を変える行動を取り入れることをしています。
そして普段は「頑張る」より「楽しむ」を意識しています!
合わない環境を回避する
以前の介護の仕事は、現場に書類に育成に時間に人間関係に…とにかく終われている感覚がありました。産後に社会復帰をする際、私は介護の仕事の経験しかなく、他の資格も経験も技術もなかったので、介護業界に戻ることを誰もが疑わなかったのですが、私は戻りませんでした。
自分には合わない環境なのだとわかっていたからです。
今まで頑張って取得した資格を活かせないのは勿体無くて凄く勇気がいる選択でしたが、これは本当に正解でした。
それから自分自身と向き合った結果「好きな時に好きな場所で好きな人と好きなことを仕事にしたい」という何とも自由な目標を立て、ガムシャラに行動し、今は、ライター業をしながら、型にはまらない面白い学習塾で自由なスタイルで仕事をさせてもらっています。
もちろんどんな環境下でも大変なこと、辛いことはありますが、私を理解してくれる仲間ができたので、逃げ道も用意しつつ、頑張りすぎずに楽しむことができています。
たくさん抱え込まない
一度にたくさんのことを要求されるとイライラしてしまうし、パニックになってしまう私。自分のペースが乱れると頭と心が「わぁぁぁ!!!」となってしまうのです。
そこで活躍しているのが「手帳」です。
手帳で自分の予定ややること、目標や目的を管理しています。
たくさん抱え込みパニックになりそうな時は、手帳に書いて見える化!予定化!無理なら断る&期限を見直してもらう&助けてもらう。
「たくさん抱え込まない」というのは、禅的生活をしていく中でも身についていく考え方です。無駄を削ぎ落とし、目の前にあることに集中!
HSPの生き方
凄く勇気がいることでしたが、自分を受け入れて、より自分の気質を活かす仕事に転職したのは、凄く良い選択だったと、私は感じています!
以前は色々な人を束ねて調整していく仕事をしていたのですが、自分自身の願望を明確にした時に「好きな時に好きな場所で好きな人と好きなことを仕事にしたい」というのと「自分のペースで何かをコツコツと何かを作り上げていく仕事がしたい」という想いに出会うことができたので、今の天職とも言える「ライター業」と「時間にも場所にも囚われない事務を始めとする代行業」の仕事に出会うことができました。
HSPに向いていると言われている仕事
- 画家
- 小説家
- カメラマン
- 映画監督
- 音楽家
- センスや閃き、感受性の豊かさが活かせる仕事
まとめ
HSPに関する知識や理解は専門家の人達でもまだまだ不十分だそうで、敏感すぎる自分にどう対処したら良いかわからず困っている人はたくさんいます。
このブログがHSPの存在を知るきっかけや、理解を深めるきっかけとなり、HSPの人やその人を支える周囲の人たちの苦しさや辛さを少しでも癒せることに繋がったら嬉しいです。