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栃木県足利学校の観光ブログ|吉田松陰や高杉晋作も訪れた日本最古の学校のみどころをご紹介

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WEBデザイナー×トラベルライター×秘書 大切なことは全て遊びながら学ぶ!人生楽しんだもん勝ち家族の取り組みを発信している、人の目を気にするくせに縛られるのが苦手な寂しがり屋の自由人ASAMIです。
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栃木県足利市にある足利学校へ遊学旅行をしてきました!「教育の原点」であり「生涯教育の場」であった足利学校の魅力や見所、楽しみ方を画像たっぷりでわかりやすくまとめてみました。

足利学校とは?吉田松陰や高杉晋作も訪れた聖地

足利学校は日本最古の学校であり、国指定の史跡です!

室町時代には、日本全国から3000人にのぼる学生が集まる程で、スペインからキリスト教を伝えにきた宣教師フランシスコ・ザビエルが「日本国中最も大にして最も有名なる坂東ばんどうの大学」と世界に紹介したそうです。

足利学校では何を学んだ?授業内容は一体なに?

足利学校は日本最古の学校ということは先ほども書きました、一体何を勉強していたのかと言うと、孔子の教えである「儒教」を中心に学んでいたそうです。

孔子は、今から2500年以上前の中国、春秋時代の魯国(現在の山東省済寧市曲阜)の人で、儒教の開祖様。釈迦、キリストとともに世界の三聖人の1人として崇められている凄い人です。
儒学の経典『孟子』『大学』『中庸』と併せて四書の一つに数えられている『論語』は、孔子とその弟子たちの問答を、孔子の死後にまとめたものです。

儒教の中の易学えきがく(占いのこと)や医学、天文学、詩経、戦国期には兵学(兵法戦略)も学んでいました。実践的な学問を身に付け、戦国武将に仕えるということも良くあったそうです。

占いを学んでいたのは、びっくり嬉しい発見でした!私自身も四柱推命しちゅうすいめい(生まれた年などから出すもの)などからできてる素質論やもっと簡単にした動物占いなど、中国の歴史の中で蓄積された超膨大なデータから算出されている統計学を参考にしてます!

個人的に中国から来てる日本古来の文化が凄く好きなのですが、知れば知るほど、第二次世界大戦後にGHQの策略で日本の良き風習や文化を失ってしまったんだと感じ、もどかしくなります。

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足利学校の授業スタイルが自由すぎて羨ましい!

ちなみに現代のような時間割とかはなく、自学自習が基本!主に中国の古い本を教科書とし、それを書き写して学生は学んでいたそうです。

自分が学びたいことを学びたいだけ学ぶスタイルで1日の在学期間の人もいれば10年以上も在学する人もいました。

また、学費は無料!学校寮みたいなのはないので、近くの民家に泊まり、学校の敷地内で自分たちが食べるための菜園を営んでいたそうです。構内には、菜園の他に薬草園もあったそうです!

足利学校の先生はどんな人たち?生徒はどんな人たち?

学生は全国から集まり、その大半は僧侶(お坊さん)だったそうです。そして僧侶以外の人が入学した際には僧侶の身分となったそうです!

今で言う校長先生的な役割の痒主しょうしゅには、当時の学問のトップレベルだった学問僧が任命されていたそうです。

足利学校の歴史

足利学校ができたの時期には諸説あって、奈良時代の国学の遺制説、平安時代の小野篁おのの たかむら説、鎌倉時代の足利義兼説などがあるそうなのですが、足利学校の歴史が明らかになるのは室町時代!永享11年(1439年)に武将であり守護大名の上杉憲実うえすぎのりざねが学校を整備し再興したことからです。

何を整備したのかと言うと、貴重な書籍である孔子の教え「儒学」の基本経典五経のうち四経を寄進したり、鎌倉から易学の権威者である禅僧の快元かいげんを招いて初代庠主しょうしゅ(校長)制度を儲けるなどしたそうです。

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徳川家康と足利学校の関係

室町時代の最後の庠主しょうしゅ(校長)は徳川家康から信頼され色々と任せられていたそうで、1601年(慶長6年)に家康が国内教学の発展を図ろうと京都の伏見に瑞巌山圓光寺ずいがんざんえんこうじを建てる際に引き抜かれ、徳川家康の下で「詩経」の講義、漢籍の出版、近畿地方の寺院の統制、外交文書の作成等などで活躍したそうです。

そして江戸時代の庠主しょうしゅは、将軍の1年間の運勢を占って献上したり、人々の学問や易占いにも応じたそうです。

吉田松陰や高杉晋作も訪れた足利学校!

1852年には吉田松陰が、1860年には高杉晋作が足利学校を訪れたと記録も残っています。

1852年の吉田松陰は、まだ23歳。丁度その年に福島、新潟、佐渡、青森、岩手、宮城、栃木を巡っていたと記録があるので、きっとその時ですね♡

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1860年の高杉晋作も、まだ21歳!この年は、吉田松陰の死刑が執行された翌年。投獄中の松陰から高杉に死生観に対する手紙が送られていたと記録にある程、親交があった2人ですから…何か関係があるのでしょうか!

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足利学校のみどころ!遊学旅行的楽しみ方

ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、ここからが実際に足利学校へ行ってみてのレポです!パンフレットや旅行ガイドも参考にしながらまとめてみました。

入徳門にゅうとくもん|足利学校

足利学校に入る最初の門です。「入徳」とは「徳に入る」と言う意味で、道徳心を習得する所、つまり学校に入ると言う意味なんだそうです。

門をくぐって、右側に参拝料を支払う所があります。その隣には、足利学校の映像で解説してくれる部屋もありました。

左側には、孔子の立像が!

その隣には、学業成就に効きそうな神社もありました。

学校門|足利学校

学校門は、足利学校の象徴的な門です!「学校」と言う言葉は、儒教の教科書の1つである「孟子もうし」の中にある言葉なんだそうです。

孔子廟こうしびょう|足利学校

残念ながら私が行った時は修繕工事中だったのですが、ここは儒教の祖である孔子を祀ってある場所です。

方丈|足利学校

方丈は学生の講義や学習、学校行事や接客のための座敷として使われていた場所です。中には色々な展示物がありました。

これは天文図の石碑の拓本です!

あまり良くわかりませんでしたが、上部には北極星の中心に1440個の星の位置が記されていて、下部には古代中国の世界観などが、天文現象などと合わせて書かれているそうです。

私が一番感動したのは、茅葺き屋根かやぶきやねです!詳しい写真がなくて申し訳ないのですが、とにかく凄く分厚い!!!白川郷などの合掌造りの住居や古民家でも有名な茅葺き屋根は、葺き替えに莫大な費用がかかるのとそれができる職人さんがもうほとんどいないのとで希少になっていますが、とても迫力ある茅葺き屋根でした!

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庫裡くり|足利学校

全体の写真を撮り忘れたのですが、ここは学校の台所部分!食事などの日常生活が行われた場所です。

多い時で3000人以上いたと言うのに、この台所の小ささにはびっくり!でも現代みたいに腹一杯食べると言うのではなかったのかな?気になる〜。

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そして庫裡の入り口に、宥座之器ゆうざのきという、面白い実験ができる道具がありました!

からの時は傾き、水をほどほどに入れると起きてくる、この器。水をいっぱいに入れると、また傾きひっくり返ります。

これは孔子が中庸の教えを説いたもので、「満ちて覆らないものはない」という、人生におけるす全てのことにおいて、無理をすることや満ち足りることを戒め、中庸の徳、謙譲謙虚の徳の大切なことを教えてものと言われています!

ユーチューブ初心者で、雑な動画、すみません!

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木小屋|足利学校

薪や農具置き場、漬物などの食料の保管に使われた場所です。

衆寮しゅうりょう|足利学校

学生が勉強したり、生活したり、泊まったりした場所です。

庭園|足利学校

南庭園、北庭園がありました!池とか築山からなる築山泉水式庭園つきやませんすいしきていえんと言うそうで、南庭園は鶴が羽ばたくように見える入り組んだ水際が特徴で。北庭園は亀のように見える水際が特徴です。

これは感じる心が必要ですね。未熟な私には、良くわかりませんでした。

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足利学校のアクセス・料金・時間|栃木県足利学校

正式名称 足利学校
住所 栃木県足利市昌平町233
電話番号 0284-41-2655
営業時間 4月〜9月9:00〜17:00(入館〜16:30)
10月〜3月9:00〜16:30(入館〜16:00)
休館日 第3月曜日(祝日の場合は翌日休館)、年末年始
料金 中学生以下:無料
高校生:210円
一般:420円
(JAF、団体料金、障害手帳割引有)
駐車場 無料(近くの太平記館 観光駐車場、たかうじ君広場・駐車場、通二丁目駐車場が利用可)
公式
サイト
http://www.city.ashikaga.tochigi.jp/site/ashikagagakko/

最後に

いかがでしたでしょうか?

6歳の息子は、その意味は良くわかっていませんでしたが、緑豊かで昔ながらの建物や庭園の周りを気持ち良さそうに駆け回っていたり、綺麗な紫陽花の写真を撮っていたり、彼なりに楽しんでいました!

それよりもやはり、私自身が勉強になりましたね。益々、歴史を学ぶことが楽しくなったと同時に、昔から大事にされていた日本の文化や風習をもっと知りたくなりました。

栃木県や群馬県に行った際は、是非、足利学校へ足を運んでみてください♪

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